’02ゴールデンゲームズinのべおか観戦記

・観戦に行くまで
       おととしは大会の2日前に生まれて初めて点滴を打たれ、昨年は大会で暑さでダウン寸前
       になりかけ(実はかなりやばかったです。)るなどなんとなく体調を崩すイメージが残っていた
       のと、個人的に応援(注目)している選手のうち数名が欠場という情報がはいり、今年は観戦
       に行くかどうか直前まで迷ってました。けれど、なんとなく去年の観戦記を読み返してたら最
       後のほうに「心はたいへん元気になりました。」という文を見つけ、これはやっぱり行かないと
       いけないよなという事で23日に延岡行きを決心しました。(単純ですね^_^;)

・到着まで
       去年の経験を踏まえ、持っていったほうがいいかなと思える物はすべて車に積みこみ、昨年
       と同じ行程で延岡まで車を走らせました。(昨年の観戦記)
      
・10:50   昨年は少し離れたところの駐車場だったので、昨年より30分早めに到着。しかし、また同じ
       場所でした。^_^;でもたまたま日陰だったのでちょっとラッキーでした。(~o~) しかし今年の延
       岡もやっぱり暑かったです。

       車を降りて競技場に。売店はまだ開いてなかったのでスタンドへ。青いトラックを見て今年も
       来たんだな〜と感じるもの(?)がありました。しばらくして下に降り、うろうろしていたら第一
       コーナーのところにいる延翔会のみなさんとまみこさん(東京から)、ヒデ坊さん(撮影スタッフ)
       を発見。さっそく混ぜてもらい、世間話をしてました。その後、売店に。そういえば、去年は
       尾憲司さん、山本佑樹さん、永田宏一郎さんが売店で販売してたんですよね。(今年は3人と
       も13分台で走られました。)今回はプログラムとTシャツと帽子を買いました。
       
・12:30   中学男子3000mから競技が始まりました。ちなみに中学生の3000mは男子4レース女子2レ
       ース。1500mが男女1レースずつ。5000mは男子15レース、女子6レース。計29レースです。
       (あってますよね。)出場選手はタイム毎に組み分けされ、持ちタイムのいい選手ほどあとの
       組に登場することになります。それから参加標準記録は昨年と同じく高校は男子15分10秒。
       女子17分。一般は男子14分40秒、女子16分40秒とのことでした。速い人ってたくさんいらっ
       しゃるんですね。ただ、今年は出場希望者が少なかったらしく10000mのレースがなかったの
       が個人的にはちょっと残念でした。     

       けっこうな暑さの中、競技は進んでいきました。こんな中で走るのってたいへんです。もし自
       分が走ったら中学女子の後ろのほうだろうな〜、などと思いながら見てました。^_^;

・14:10   中学生のレースが終わり、いよいよ一般のレースが始まりました。最初の組には原口さんが
       でてたのでしっかり声援送ってましたが、やっぱり暑かったので昼間は1時間に1回くらいの
       ペースで休憩してました。ただ、今年はけっこう高校生(男子)を注目して見てました。私が名
       前を知っているような選手はインターハイ予選前ということもあり、かなり調子が上がっている
       ように見えました。高校生の14分台の選手です。土橋(大牟田)E組4位14.07.14、大野(鹿児
       島実業)E組14位14.21.44、鐘ヶ江(大牟田)J組3位14.23.01、長門(諫早)K組6位14.32.00、
       吉井(大牟田)N組3位14.50.45、江崎(千原台)N組6位14.53.68。
大牟田勢、きっちり上位に
       来てますね。
        
・18:55   1500mのスタート時間がやってきました。この頃には日も沈みだいぶ涼しくなっていました。
       まず、女子のレースからです。注目はなんといっても田村育子選手。ちょっと前に何気に行っ
       たサブトラックで姿を見ましたが、たいへんシェイプアップされた体つきでした。レースのほう
       はまず筑波大の宮崎さんが先頭に立って田村さんを先頭とする集団を20mくらい離して走っ
       てましたが、900m過ぎに田村さんと那須川さんに交わされました。その後は田村さんが残り
       300mを過ぎたあたりからスピードをあげ独走でゴールしました。
       先頭のラップは66秒-2分15秒-2分50秒(1000m)-3分24秒-4分12秒30でした。
       日本記録まであと1秒2。惜しかったです。

・19:10   次は男子です。ガソ選手がペースメーカーになって速いペースで引っ張ってました。最初か
       ら縦長の展開でした。レースのほうはたんたんと進んでいきました。ガソ選手が1200mで
       やめ、小林さんが先頭に立ち、辻さん木實さんの順に最終コーナーを回って行きましたが、
       3人の差はゴールまでほとんど変わらず、フィニッシュになりました。出場者全員が自己新
       というレースでした。やはり、かなりのスピード感がありました。
       先頭のラップは56秒7-1分57秒3-2分27秒5(1000m)-2分57秒6-3分40秒52でした。

・19:40  1500mが終わって再度5000mのレースが始まりました。女子5000mB組は残り3周くらい
      で藤川さんがペースを上げ20m〜30mのリードを保ったままゴールしました。男子D組には
       5人の外国人選手が出場していて1000m過ぎくらいから5人の集団になって走ってました。
       3000mを過ぎてジェームズ・マイナ、カーニー、ドゥングの3選手に絞られ最後の直線でマイ
       ナ選手がカーニー選手を振り切ってゴールしました。それから、フィールド内では宗監督が
       激をとばしてました。「ペースが遅いよ!」、「さあ、行け〜!」、「もっと応援して〜!」、「さ
       あ、記録がでるよ〜!」等々。私達は6レーンの外に並べてある看板を叩いて応援してまし
       た。昼間は人が少なくてちょっと寂しかったですが、日が暮れてからは押し寄せるような感
       じ の応援風景でしたね。みんなが看板を叩く音が今でも耳に残ってます。私は主に持って
       いったメガホンで声援をおくってました。

・20:40  男子B組です。こちらはスタートしてサイモン・マイナ選手がペースメイクしていきました。佐
       藤信之さんは序盤は後ろから2〜3番目の位置を走っていて、中間地点くらいから徐々に前
       のほうに上がっていかれてました。レースのほうは3000m付近でマイナ選手と井幡さんが
       抜け出し後続を30mくらい離してました。しかし3500mくらいでマイナ選手がペースを落とし
       た(後続を待っていたようでした。)ため3900mで集団になりました。その後ラスト1周は永田
       さん、大津さん、佐藤さんの順で通過していきましたが、佐藤さんがバックストレートで大津
       さん、最後の20mくらいで永田さんをかわして自己新でテープを切りました。インタビューの
       時もたいへん嬉しそうでした。

・21:05  いよいよ女子A組です。選手はゴールの右のほうにある召集所からトラックに沿ってスター
       ト地点に移動するんですが私はだいたい第一コーナーの付近にいたので選手が目の前を
       通るたび「ふくしぃ〜。」とか「かわかみぃ〜。」とか叫んでました。うちの掲示板によく書きこ
       みしていただいている奥永さん(九電工)の姿も見えたので大きな声で名前を呼んだら振り向
       かれたのでちょっとあわてました。(面識はありませんので。^_^;)レースのほうはスタートか
       ら福士さんが先頭に立ち、桐原さん、真鍋裕子さん、奥永さん、市川さんと続いて、川上さ
       んは中盤に位置してました。このような感じでレースは進んでいきましたが、3000mを過ぎ
       たあたりで福士さんがいきなりスピードを上げ後続を引き離しました。この1周で30mから40
       mほど2位の市川さんに差をつけました。たった1周でこんなに差がつくものかなとちょっと驚
       かされましたね。後方では市川さんと川上さんが競り合ってました。(少し離れて真鍋さん姉
       妹。そして奥永さん。)福士さんはその後も少しづつ差を広げ、15分20秒97でゴールしました。
       福士さんの上下動の少ないスムーズなフォームが印象に残りました。福士さんのフォーム
       2位の市川さんの最後のスパートもスピードありました。14位まで15分台でした。
      
       レースが終了してウイニングランが始まりました。(1500mの男女と女子A、男子A、B組の3
      位まで)普通は観客が手を出しているのをダァーっとタッチして回るのですが、福士さんは最
      初はみんなと握手してました。(私も握手しました。(^。^))ウイニング握手会でしたね。

・21:30  最終レースです。レースの前に花火が上がり、しばしなごやかな雰囲気になりました。(でも
      あとの煙もすごかったです。)1500mと同じくガソ選手が先頭を走り、前田さん、小島さん、高
      尾さんと続いてレースが始まりました。中間地点を過ぎてガソ選手、岩佐さん、佐藤敦之さん
      が集団を抜け出しました。3600m付近で岩佐さんが遅れだし、そして4000mでガソ選手がレ
      ースを止め佐藤さんが独走になりました。ただこのあたりからペースが鈍りだし、油谷さんが
      すごい勢いで迫ってきましたが、なんとか逃げ切りました。佐藤さんのハイピッチが印象に残
      りました。このレースは出場選手全員が13分台でした。

・最後に 最終レースのゴールを見届けて駐車場にダッシュしなんとか渋滞に巻き込まれず戻ってきま
      した。(約300km)最後のほうはかなり睡魔に襲われましたが。大会を振り返ると、記録を見た
      だけでは全くわかりませんが、ペースメーカーを務めたケニア人選手の強さが際立ってました
      ね。また、大会自体は多くの人の協力によって運営されているんだなというのを切に感じまし
      た。それに、観客も他の大会では見かけないような年配の方も多いし、楽しい大会でした。陸
      上ファンじゃない人達にも見てもらいたい大会ですね。元気になれます。

      結果(成績)を見ただけでは真実(?)はわかりません。観戦に行きませんか?

      結果はGGN速報室(全部の大会記録が載ってます。)

※参考資料      
・男子A組からD組、女子A組、B組の先頭のラップタイム。(正式計時ではありませんので、
 転載、転用はしないで下さい。)

男子 女子
距離
400 1.03.2 1.02.2 1.02.7 1.07.4 1.12.9 1.14.8
800 2.07.2 2.07.6 2.09.0 2.10.2 2.29.6 2.29.6
1000 2.38.2 2.40.6 2.42.4 2.43.4 3.07.3 3.07.1
1200 3.10.6 3.13.2 3.16.3 3.15.1 3.43.9 3.45.0
1600 4.16.7 4.17.8 4.22.9 4.19.7 4.57.5 5.01.8
2000 5.23.6 5.22.5 5.30.3 5.25.4 6.12.0 6.18.7
2400 6.31.0 6.27.6 6.37.9 6.30.5 7.26.9 7.35.9
2800 7.34.8 7.32.9 7.46.0 7.37.2 8.41.3 8.52.8
3000 8.06.9 8.06.1 8.19.6 8.09.6 9.18.2 9.31.5
3200 8.38.6 8.38.8 8.53.9 8.42.4 9.53.8 10.10.7
3600 9.46.2 9.48.8 10.03.2 9.49.0 11.05.2 11.29.6
4000 10.52.2 10.59.4 11.10.3 10.54.9 12.19.0 12.43.2
4400 11.57.7 12.05.4 12.15.3 12.01.2 13.32.6 13.58.3
4800 13.04.6 13.10.1 13.20.9 13.04.2 14.45.8 15.11.7
5000 13.37.97 13.41.97 13.51.72 13.34.48 15.20.97 15.46.15