九州実業団陸上競技選手権大会観戦記

競技結果はこちら(北九州陸協)からダウンロードできます。

今年は北九州で開催されるということで、どの
選手が出場するかほとんどわかりませんでし
たが、とりあえず行く事にしました。初日だけ
しか観戦できませんでしたが、初日は15時試
合開始だったので、少し前に到着するように
家をでました。







着いてすぐにプログラムを購入し、タイムテーブルと出場選手をチェック。近年の不況によ
る企業の廃部などで一般種目の出場選手が少なくちょっと寂しかったですが、長い距離
はさすがに有名な選手が多数参戦していました。

まず、最初に見たのは男子砲丸投げ。日本記録保持者の野口さんが出場されてました。
私はスタンドにいたんですが、さすがに距離が遠かったので双眼鏡で見てました。すると
1投目、すごく飛びました。お〜っと思ったら記録は17m48。昨年なら日本ランキング1位
相当の大会新記録でした。今日は4投で競技を終了されましたが、日本選手権での活躍
を期待してます。終わってからけっこう長い事取材を受けられてました。

一方トラックの方では、男子5000m競歩をかわきりに男女の1500m・200m・ハードルなど
が行なわれていきました。ただ男子1500m以外は出場者が少なかった(2名から5名)です。

その男子1500mでは小畑さんと角田さんがレースをリードしていましたが、最後は三津谷
君が鮮やかなスパートを見せ見事に優勝しました。噂通りのラストでしたね。また、翌日の
5000mでも優勝。まだ、18歳なのに九州実業団の1500mと5000mの2冠。これはすごい事
だと思います。今後かなり注目ですね。彼もレース後長く取材を受けてました。

男子1500m
1位・三津谷(トヨタ九州)3分48秒88
2位・角田(九電工)3分49秒42
3位・小畑(安川電機)3分51秒17
4位・田中(三菱重工長崎)3分51秒57
5位・松田(コマツ電子金属)3分52秒17
6位・山口(三菱重工長崎)3分52秒96

男子5000m(これは2日目なので見てはいませんが一応)
1位・三津谷(トヨタ九州)13分54秒75
2位・小畑(安川電機)13分55秒77
3位・瀬戸口(旭化成)13分58秒16
4位・有隅(西鉄)13分59秒08
5位・岡田(安川電機)13分59秒40
6位・白石(旭化成)14分01秒13

始まるのが15時からだったので気が付くと薄暗くなってきました。残りは男子10000mタイ
ムレース(1組と2組)、Jr女子3000m、女子10000m、男子10000m(3組)。この順番です。

10000mが始まる前に、場内放送でスタンドから降りて8レーンの外側で応援されてもけっ
こうですという案内が流れたのでそそくさとスタート地点付近にかけつけました。スタート後
まわりを見ると、旭化成、九電工、安川電機、沖電気、三菱重工長崎・・・etcなどの監督・
コーチの方達がいて指示(ラップや激?)を送られてました。また、各チーム(選手)の応援の
方達もトラックのまわりに集まってきて応援をされてました。

女子Jr3000mが終わっていよいよ女子の10000mの番になりました。20名弱(正確に覚え
てませんm(__)m)の選手がスタートラインに並びました。すっかり日が暮れて気温は19℃く
らい、風もなくいいコンディションになりました。私はスタート地点で写真を撮って、選手に声
援を送って、しかもラップを取るという作業(?)をこなそうと考えていたのですが、あまりにも
暗くて私のデジカメでは、ぶれまくりだったので、写真は断念し、声援とラップを取る事に集
中しました。たくさんの声援の中、レースは進みましたが、少しずつ集団の人数が減ってい
き、中盤からは上田さん、橋本さん、藤川さんの3人の争いになりました。そしてその状態
のままラスト1周。最後のコーナーへ。ここで橋本さんが遅れ、上田さんと藤川さんの争い
に。最後の直線も両者譲らず大接戦でしたが、わずか0.04秒差で上田さんが先着しまし
た。(テープを切りましたと書こうかと思ったんですが、そういえばテープなかったです。^_^;)

1位・上田(旭化成)32分32秒76
2位・藤川(旭化成)32分32秒80
3位・橋本(九電工)32分35秒52
4位・山元(沖電気)32分45秒70
5位・宮内洋(沖電気)32分53秒04
6位・扇(十八銀行)33分05秒27
7位・前田(九電工)33分07秒00
8位・大塚(十八銀行)33分08秒76

女子 先頭
距離 通過 スプリット
400 1.20.1 1.20.1
800 2.38.2 1.18.1
1200 3.56.2 1.18.0
1600 5.14.1 1.17.9
2000 6.32.4 1.18.3
2400 7.50.7 1.18.3
2800 9.09.1 1.18.4
3200 10.27.7 1.18.6
3600 11.46.6 1.18.9
4000 13.05.5 1.18.9
4400 14.25.6 1.20.1
4800 15.46.9 1.21.3
5200 17.05.3 1.18.4
5600 18.24.4 1.19.1
6000 19.43.2 1.18.8
6400 21.01.6 1.18.4
6800 22.19.6 1.18.0
7200 23.37.8 1.18.2
7600 24.55.4 1.17.6
8000 26.13.9 1.18.5
8400 27.31.8 1.17.9
8800 28.48.6 1.16.8
9200 30.06.7 1.18.1
9600 31.23.6 1.16.9
10000 32.32.76 1.09.16


距離 通過 スプリット
1000 3.17.2 3.17.2
2000 6.32.4 3.15.2
3000 9.48.5 3.16.1
4000 13.05.5 3.17.0
5000 16.26.6 3.21.1
6000 19.43.2 3.16.6
7000 22.59.0 3.15.8
8000 26.13.9 3.14.9
9000 29.27.8 3.13.9
10000 32.32.76 3.04.96





















初日の最終レース、男子の10000mの3組です。実力のある選手が揃いました。始まる前
からかなりワクワクしてました。出場者は約30人。なぜか横一列に並べたので10人くらい
の選手がコースの外からのスタートになりました。レースは2分50秒前後のスプリットで、
序盤から佐藤信之さんと瀬戸口さんが交互に先頭を引っ張り、縦一列の展開で進んでい
きました。少しずつ遅れる選手がでてきていましたが、9000m付近でも10人ほどの選手
が集団で走っていました。そして残り400mの手前で前田さんがスパート。バックストレート
でカリウキさん、渡辺さん、堀川さんが追う展開になっていました。しかし、前田さんは先頭
を譲らずトップでゴールしました。2位争いも激しかったです。結果をみればすぐわかります
が、1位と2位は九電工、3位から8位は旭化成の選手でした。このくらいのペースでも集団
がなかなか崩れないのを見てて層が厚くなってきているなっていうのを感じました。


1位・前田(九電工)28分23秒35
2位・M・カリウキ(九電工)28分24秒71
3位・堀川(旭化成)28分24秒73
4位・渡辺共(旭化成)28分25秒88
5位・瀬戸口(旭化成)28分26秒82
6位・白石(旭化成)28分27秒12
7位・佐藤信(旭化成)28分31秒42
8位・永田(旭化成)28分31秒66
9位・本田(コマツ電子金属)28分39秒16
10位・大津誠(トヨタ九州)28分48秒58
11位・中崎(トヨタ九州)28分50秒00
12位・有隈(西鉄)28分51秒67
13位・井手(旭化成)28分55秒65
14位・濱口(トヨタ九州)29分02秒70
15位・森下(旭化成)29分06秒51
16位・小島(旭化成)29分12秒20
17位・下森(安川電機)29分17秒75
18位・鬼塚(九電工)29分19秒69

男子 先頭
距離 通過 スプリット
400 1.06.3 1.06.3
800 2.15.2 1.08.9
1200 3.23.1 1.07.9
1600 4.32.7 1.09.6
2000 5.41.9 1.09.2
2400 6.51.7 1.09.8
2800 7.59.2 1.07.5
3200 9.06.9 1.07.7
3600 10.15.6 1.08.7
4000 11.24.1 1.08.5
4400 12.33.5 1.09.4
4800 13.42.6 1.09.1
5200 14.49.5 1.06.9
5600 15.57.3 1.07.8
6000 17.06.6 1.09.3
6400 18.15.6 1.09.0
6800 19.24.1 1.08.5
7200 20.34.8 1.10.7
7600 21.44.4 1.09.6
8000 22.52.9 1.08.5
8400 24.00.8 1.07.9
8800 25.11.5 1.10.7
9200 26.18.9 1.07.4
9600 27.25.5 1.06.6
10000 28.23.35 57.85


距離 通過 スプリット
1000 2.49.1 2.49.1
2000 5.41.9 2.52.8
3000 8.33.0 2.51.1
4000 11.24.1 2.51.1
5000 14.16.5 2.52.4
6000 17.06.6 2.50.1
7000 19.59.0 2.52.4
8000 22.52.9 2.53.9
9000 25.45.5 2.52.6
10000 28.23.35 2.37.85





















※ラップタイムは私が計測したもので正式計時ではありませんので転載はご遠慮下さい。

実は最後のレースの時は4レーンの付近に立って見てました。^_^;すごい近い距離で見る
選手の走りは迫力がありました。大きい大会ではなかなかこういう機会はないかもしれま
せんが、こういう大会もあります。また、跳躍も投擲も短距離も近くで見るとけっこう感動し
ます。生観戦、お勧めします。それでは、いつかご一緒しましょう。(^。^)