このとき君が輝き風になる〜熊本インターハイ最終日観戦記

8月6日 
7:00   起きてテレビをつけたらやってました。男子ハンマー投げ。競技日程もテレビ放送
      スケジュールも自分で作成したのに忘れてました。「(* ̄O ̄)あ(* ̄o ̄)ほ」
      でもちょうど始まったばかりだったので良かったです。思わず、見入ってしまいました。
      結果はみなさんご存知のように、室伏選手が銀メダルを獲得しました。\(^o^)/
      でも、9時出発の予定がテレビ放送延長のため30分ほど遅れてしまいました。(会場
      までは車で1時間半ほどかかりました)

11:15  けっこう離れた駐車場に車を停め、無料シャトルバスに揺られる事15分。会場に到着
      しました。会場は熊本県民総合運動公園内にある陸上競技場。別名KKWING。初
      めて行ったんですが、鳥が翼を広げたような屋根(?)を持つたいへん立派な競技場で
      した。ちなみに公園内には1周400m6レーンの補助競技場のほかメインテニスコート
      (15面)、ラグビー場、サッカー場、軟式野球場、ドーム(室内テニスコートとプール)が
      併設されてます。

      到着してプログラムは買わず、某陸上雑誌の付録でタイムテーブルをチェックしながら
      観戦する事にしました。着いた時にちょうどおこなわれていたのが、1600mリレーの準
      決勝。抜きつ抜かれつのレース展開&大きな声援を耳にし、一気に観戦モードに突入
      したのでした。(ちょっとおおげさでした。)^_^;

      ここで私の暑さ対策を少し。実はゴールデンゲームズに行った時にけっこう無防備だっ
      たので熱中症になりかけました。その反省を活かし、今回は小さめの保冷バックに保
      冷剤(パック)を詰め込み、ぬらしたハンドタオルを一緒に2枚ほど入れておきました。大
      正解でした。暑い中での冷えたタオルはたいへん心地よかったです。

13:40  女子100mハードル、男子110mハードルの準決勝も無事終わり(大橋祐二選手14秒17
      の圧勝には驚きました)いよいよ3000m障害の決勝になりました。昨年の優勝者のワン
      ジャウ選手が予選で棄権をした以外は、有力選手が揃ってました。パン!スタートです。
      第1コーナーの大牟田高校の「イケイケケータ」コールの中、ジュイ選手が飛び出しました。
      それについて行ったのは土橋選手だけでした。1周目を通過した時点で、武者選手が先
      頭の3位集団とは約20mの差。その後も差は徐々に開き、2周目通過時点では、約50m
      に広がってました。

      3周目に入ると土橋選手が少しづつ遅れだしました。1000mの通過はジュイ選手がトップ
      で2分49秒。10m離れて土橋選手。その50m後方に3位集団という状況でした。このまま
      ずるずると離れてしまうのかなと思っていたんですが、差が開きません。4周目を通過し
      5周目に入ってしばらくして土橋選手がジュイ選手に追いつきました。会場は大声援です。
      2000m通過は5分54秒。6秒差で後方集団(6名ほどに絞られてました。)

      6周目にはいると土橋選手がトップにたちました。後方集団も急に差を詰めてきました。
      ラスト1周です。追い上げてきた網岡選手がトップに立ちスパート。バックストレートでは
      網岡、ジュイ、土橋、武者、大川の順。そして最後の水濠を超えたところで今度は武者
      選手が渾身のスパート。そのままトップでテープをきりました。。続いてジュイ選手、土
      橋選手、大川選手の順でゴール。網岡選手は最後の直線で伸びず、梅枝選手にもか
      わされ6位でフィニッシュしました。優勝タイムは8分54秒94。見ごたえのあるレースで
      した。記事で結果を見るだけじゃわからないですね。やっぱり生観戦はいいなと実感し
      たのでした。

      1 武者 由幸 田村(福島) 8分54秒94
      2 サイラス ジュイ 流通経大柏(千葉) 8分55秒79
      3 土橋 啓太 大牟田(福岡) 8分56秒77
      4 大川 真幸 玉野光南(岡山) 8分58秒19
      5 梅枝 裕吉 稲生(三重) 9分 0秒01
      6 網岡 昌隆 広島井口(広島) 9分 0秒03
      7 村上 和春 秋田工(秋田) 9分 2秒98
      8 池永 和樹 成田(千葉) 9分 4秒78
      9 佐藤 和也 仙台育英(宮城) 9分10秒53
      10 吉田 裕志 花巻南(岩手) 9分10秒81
      11 西 翔平 西脇工(兵庫) 9分13秒58
      12 宮崎 貴雅 西脇工(兵庫) 9分24秒17
      13 山口 航 国学院久我山(東京) 9分24秒18
      14 植木原 宗平 筑紫(福岡) 9分29秒91
      15 高下 裕次 倉敷(岡山) 9分35秒68
      16 山下 聖人 由良育英(鳥取) 9分36秒33

14:40  女子100mハードル決勝。熊谷選手が終始リードを保ち、笠原選手の追い上げをかわし
      優勝。3位は柳選手。ちなみに熊谷選手と笠原選手は2年生。柳選手は1年生。来年も
      たいへんな戦いになりそうです。

      1 熊谷 史子 敦賀(福井) 13秒88
      2 笠原 瑞世 添上(奈良) 13秒91
      3 柳 久美子 埼玉栄(埼玉) 13秒99
      4 古賀 みどり 大阪薫英女学院(大阪) 14秒01
      5 坂井 綾 浜松西(静岡) 14秒12
      6 金子 紗織 浜松商(静岡) 14秒21
      7 加藤 紗智子 日大山形(山形) 14秒24
      8 池内 るり 恵庭北(北海道) 14秒55

15:00  男子110mハードル決勝。予選から圧倒的な速さを見せつけていた大橋選手がハードル
      を超えるたびに後続集団(?)とのリードを広げていき大差でゴール。速報タイムはなんと
      13秒98。高校生初の13秒台を目撃できました。発表に会場内はどよめき、そのあと、た
      くさんの拍手。私までうれしくなってしまいました。

      1 大橋 祐二 県浦和(埼玉) 13秒98 高校新 大会新
      2 木村 欣央 吉原商(静岡) 14秒35
      3 高橋 誠 相洋(神奈川) 14秒43
      4 野元 秀樹 鹿児島南(鹿児島) 14秒48
      5 合戸 隆 観音寺一(香川) 14秒51
      6 鈴木 啓介 東海大望洋(千葉) 14秒74
      7 入江 幸人 芝浦工大柏(千葉) 14秒86
      8 金城 洸 那覇西(沖縄) 14秒91

15:30  女子3000m決勝。どういうレース展開になるのかな。と思っていたら、スタートの合図とと
      もにワゴイ選手が猛然とダッシュ。最初の200mで20m離してました。400mはなんと62秒。
      600m地点でトップから50m離れて池田選手と塩月選手。その5m後方に金指選手。さらに
      その5m後方に宗選手が先頭の集団。といった縦長の展開になってました。先頭のワゴイ
      選手は800mを2分11秒。1000mは2分47秒。池田選手は10秒遅れ。そのあと塩月(5m後)
      金指(30m後)、集団(さらに5m後)。1400mは先頭から4分ちょうど、10秒、15秒、19秒(金指
      集団に吸収)。1800mは5分15秒、24秒、35秒(塩月集団に吸収)。2000mは5分52秒。レー
      スはスタートからワゴイ選手が独走し、池田選手が10秒ほど離れて追いかけ、そのまた10
      秒あとに集団といった状態が続いてました。なんかたんたんとしているように感じました。
      2200mは先頭から6分29秒、38秒、53秒。2600mは7分45秒、53秒、8分10秒(9人の集団)。
      ラスト1周になっても1位と2位はそのままの状態でゴール。3位にはさすがのスパートを見せ
      た宗選手がはいりました。

      1 ルーシー ワゴイ 青森山田(青森) 8分57秒47 大会新
      2 池田 恵美 立命館宇治(京都) 9分 4秒13
      3 宗 由香利 聖心ウルスラ学園(宮崎) 9分18秒69
      4 粟井 一恵 仙台育英(宮城) 9分19秒58
      5 金指 亜由美 立命館宇治(京都) 9分19秒92
      6 岩元 千明 神村学園(鹿児島) 9分19秒95
      7 大渡 泰子 諫早(長崎) 9分20秒76
      8 堀岡 智子 四条畷学園(大阪) 9分21秒26
      9 松元 美香 諫早(長崎) 9分21秒32
      10 村田 麗奈 神村学園(鹿児島) 9分23秒99
      11 大久保 絵里 八王子(東京) 9分25秒46
      12 寺田 恵 県西宮(兵庫) 9分28秒13
      13 岩田 絵里子 由良育英(鳥取) 9分28秒84
      14 塩月 彩夏 浜北西(静岡) 9分29秒32
      15 扇 まどか 口加(長崎) 9分30秒42
      16 斎藤 美穂 熊本信愛女学院(熊本) 9分36秒45
      17 岡田 雅未 米子松蔭(鳥取) 9分45秒74
      18 田中 真知 神戸(三重) 9分56秒65

      競技場はきれいでたいへん素晴らしかったです。なかでも電光掲示板はよかったです。
      ゴールした後はもちろん、表彰式の時にもレースのリプレイが流されてました。掲示板の
      横にはストップウォッチがあるし、まるでテレビ中継をみているかのようでした。それから
      記録を掲示してあるところには日本陸連のバイオメカニクス班による分析(優勝者の連続
      フォーム、通過タイム、区間タイム、スピード曲線など)も貼り出してありました。私的には
      かなり画期的でした。

      最後になりますが、選手及び関係者の方々たいへんお疲れ様でした。いい大会でした。
      疲れをとってまた次の目標に向かって頑張りましょう。私は応援が選手の力になるのな
      ら、これからも精一杯応援していきたいと思います。それでは、皆さんにまたどこかで会
      えるのを楽しみにしてます。

       結果はこちら(全国高校総体のホームページ)