seriku Day (August10,11) byエド作

第8日目<2001年8月10日(金)>

今日の男子400mハードル決勝は超感動で応援に燃え尽きました!前日と同じ応援マニア席
に入り込み、前から3,4列目で応援しました!今日8日目で、まず感動したのは800m車椅子
でメダル(銀か銅)をとった女性の選手。そして引き続き30分後に開始された男子400mハード
ル決勝で、為末選手が銅メダルを見事ゲット!とてもハードルがあるとは思えないスピードでフィ
ールドを駆けていったときはビックリし、しかも3位がきまった時は感動で涙でウルウルしました。
隣のMちゃんは1,2滴の涙が出てたようです。

今日は19時からのスタートでしたが到着したのは20時半。なぜ1時間半も遅れたのかは、この
下の<余計な話、応援に燃える編>の欄で書きます。

ちょうど女子車椅子800mが20時半から開始したところです。今まであまり見たことのない車椅
子の競技です。速いんですよねー。エンジンがついたスクーターじゃないの?ってくらい加速度も
速くてビックリでした。日本人選手(名前を忘れました、スイマセン)が2位か3位でフィニッシュし、
見事メダルです。はっきり言ってすごーくカッコいい女性です。そのあと、車椅子1500m男子決勝
でも、日本人選手が大健闘でした。でも車椅子競技って何故かメダル数に数えられないって聞い
たんですよね?どうして?

<男子400mハードル決勝>
メダルがいけるかも?という元陸上部員T君のコメントで私達の応援に火がつきました。ウォーム
アップしている間も一目も離さずです。スタートしてから、ほんとアッという間にゴールしてるんです
よね。フィニッシュラインまで、ずーっと全選手が塊になっていたように思え、為末選手はどうなって
るのかよく把握できないままゴール!あとで再生のスクリーンを見て、あ、3位じゃないかーーーー
と感動したのです。この感動を言葉で描写するのは難しいですねぇ。

<余計な話、応援に燃える編>
今日は1時間半も出遅れて8時半頃に到着しました。何故かというと、応援に燃えた前夜の影響
で、Mちゃんと私は今日 顔ペイントをしようと決定したのです。で、Mちゃん宅へ向かう途中、白い
Tシャツを着ている私にMちゃんが、「Tシャツもやっとく?」の一言。「え、実は私も考えてた」という
ことで、マジックを買ってTシャツをペイントすることに。マジックをかったり、デザイン(?)したりで4,
50分経過し、到着したのは1時間半遅れとなった訳です。両腕に小さな国旗と日本という文字、前
には大きめの日の丸、後ろには「決勝」や「一番」という文字。顔にはさらに日の丸とJAPANの文字。
ほぼ偶然この応援マニア席で出会ったT君とYちゃんにも会い、彼らも顔ペイントをして一緒に4人で
応援しました。400mハードルの為末選手を熱血応援する模様はかなりだったと思います。選手が
走り終わった直後に、会場の大型スクリーンには私達の応援振りが流れたほどです。まわりのカナ
ダ人の方には「写真をとってもいい?」ときかれ、すっかりモデル気分でした。たしかに顔ペイントま
でしているのは、数名のカナダ人応援団と私達くらいでしたね。別席に来ていた私の彼氏からも「今
日のエド作は見たことがないほど凄かった」というお褒め言葉(?)をもらい大満足で帰路につきまし
た。観戦というより応援に燃えた日です。

第9日目<2001年8月11日(土)>

今日は私自身のノリがよくない日でしたね。何故かというと、今日はVIPエリアの招待券を頂いたの
はよかったのですが、ここは招待客が多く静かな人が多いエリアです。先日の応援マニアエリア(?)
に移りたかったのですが、招待席から動くと失礼ということで無理でした (^_^;)

<4×100mのリレー(予選)>
国ごとに紹介され、ジャパンがでてきたのは予選第二組です。アメリカと同じ組でした。アメリカって
なんでも速そうなので、ちょっと不安。スタートがきられ、うぉーという歓声でとてもエキサイティングな
競技だという感想ですね。100mごとに次のランナーにバトンを渡すという運動音痴の私にとってご
く普通っぽいことが、結構本人達には難しいんだなーと観戦中に感じました。エリア内でバトンを渡
せなかったり、落としたり、大波乱の競技。日本チームはすべて順調なようで、みごと予選を通過し
ました。アメリカが1位、日本が次いで2位という予選結果です。すごーい。第3組にいたイギリスチ
ームはすごーく速くてリードしていたのに最後のランナーに引き継ぐとこでバトンが渡せず。こんなこ
ともあるんだー。

アメリカチーム失格?そして復帰?
4×100mのリレー(予選)の結果を忘れた頃にアメリカチームは失格だと場内放送が流れました。
みんな、え?何?なんで?という反応。あとで聞いたところ、ランナーの一人が、走っている途中、
内側の白線を踏んだか、一歩飛び越えたので失格になったらしいです。厳しいですねー。従って、
予選2組の結果は日本が一位だという訂正の掲示が出ました。翌日、テレビを見ると文句を言った
アメリカチームの言い分が認められ、失格が取り消され決勝出場というニュース。

<5000m女子決勝>ザボー選手〜〜〜!(日本ではサボー選手と呼ばれている?)
金メダル候補のサボー選手には最初から皆注目です。ウォームアップしている姿がズームで映し
出されたり、ザボー選手の名前が呼ばれた時に大歓声だったり。その反対に薬物疑惑スレスレで
逃れたロシア人エゴロバ(Yegorova)選手の名前が呼ばれた瞬間、観衆はブーイングでした。

ザボー選手はいつものように(?)先頭ではなく常に2〜5位をキープしていました。全部で12周半
ですが、その半分前くらいで、中国の選手が爆走したりマイナーはトップ争いがずーっと続きました。
あと、2周ってくらいで、いきなり前の4,5人が疾走し、ザボー選手はそこについていかずから落ち
ていました。あれあれ?って感じで、いつ追いつくの?という期待とは裏腹にザボー選手はそのまま
8位という結果。金メダルを取ったのは、薬物疑惑の渦中のあのエゴロバ選手。後日の新聞による
と、ザボー選手は「薬に作られた人工ロボットの選手に勝とうと思っても勝てるわけがない」「そういう
選手は薬さえあれば作りあげることはできる」というコメントがあり、「汚れた金メダル」というタイトル
の記事さえ載っていました。たしかに、彼女が一位でゴールしたけど、そのあとウィニングランもせず、
さっさと選手室への階段を上っていきました。ちょっと後味の悪いレースでした。