福岡国際マラソン観戦記〜頑張れ高岡さんby栗田です

10時に着くように出発する予定だったのですが、携帯テレビが見つからず30分程
出発が遅れてしまいました。いつもは箱崎宮まで車で行き、そのあと地下鉄で大
濠公園駅まで行っていたのですが、今回は天気が良いし一人なのでバイクで平
和台陸上競技場まで行くことにしました。(ちなみに昨年は妻と車で行きました。)
バイクの後ろには応援道具とカメラ、三脚、幟を立てるポールを積み出発。信号待
ちで車の横をするりするりと抜け10時30分に競技場に到着しました。

スタートとゴールの写真を撮るため、カメラのセッティングをする第1コーナーの後
ろを目指しました。途中偶然にも今大会の注目選手の一人、カネボウの高岡寿成
選手を見つけ「頑張ってください。」と声をかけました。高岡選手は笑顔で「ありが
とうございます。頑張ります。」と答えてくれました。  カメラのセッティングを終え、
競技場内をぶらぶらと散歩をしました。いましたいました。たくさんの有名な選手
や監督が。アベラ選手と監督、佐川急便の大家(監督?)さん、中国電力の坂口
監督等々。ミーハーな私は一人で大はしゃぎしてました。

競技場出入口の右横のスタンドにオレンジに白色の文字で“カネボウ”と書かれ
た幟を持たれた団体を発見。速攻急接近!緊張して誰が誰だかわからない。そ
のなかの30歳くらいの女性と目と目があいました。でも誰だかわからない。
女性の方から声をかけてもらいました。
女性「もしかして」
私「栗田です」
女性「高岡です。いつも応援ありがとうございます。お子さんおめでとうございます。
   (環伍君を指して)すぐこれくらいになりますよ。」
私「あっ、ありがとうございます。頑張ってください。」
ちょっと会話をしましたが舞い上がってよく覚えていません。会話が途切れたとき
別の女性の方(伊藤監督の奥様)が「伊藤です。いつも応援ありがとうございます。
お子さんおめでとうございます。」 私「ご無沙汰しています。お祝いありがとうござ
いました。頑張ってください」 高岡さんの奥様とは今年の九州一周駅伝ですれ違
っただけでしたが、伊藤監督の奥様とは今年の一月にお会いしてました。  カネボ
ウの団体さんで分かったのは他に水谷さんだけでした。瀬戸さんの奥様いたんで
しょうか。分かりませんでした。   

11時を過ぎると上が黒とオレンジ下が黒のウインドブレカーを着た高岡寿成選手
がトラックに姿を見せ8コースを使ってウォーミングアップを始められました。応援
道具の一つである横断幕 “夢見ることは出来ること 高岡寿成選手なら出来る
初マラソン2時間06分”を広げ高岡選手に見せると気づいてくれ「ありがとうござ
います。頑張ります。」と答えてくれました。  次々に選手がトラックでウォーミング
アップを開始。  高岡選手ダッシュを何度か行い約30分でアップを終了。一度控
え室に戻りスタート10分前に再びジャージ姿でトラックに登場。周りを10人程の
カメラマンが取り囲んでいました。(さすが)私はもう一つの横断幕“高岡寿成選
手1万M日本最高記録達成おめでとうございます”をスタンドのフェンスに貼り付
けました。

12時になると各選手がスタートラインに整列。12時05分スタート!  選手がトラッ
クから姿を消すと私はバイクに乗り移動。16km手前の別府大橋で応援。“必勝カ
ネボウ”の幟を組み立てガードレールにくくりつけ、“夢見ること”の横断幕を横に
いた知らないおじさんおばさんをつかまえて一緒に持ってもらいました。おばさん
は携帯ラジオを持っておりそこから流れてきたのは「15km45分17秒」の声。  い
い感じです。今から今から。3分後には目の前を通過。高岡さんに「高岡さん頑
張れ」と声をかけましたがレースに集中されていたので気づかれませんでした。
 トップ集団が通過後、おじさんおばさんにお礼を言って即25kmの吸水ポイントへ
移動しました。

 25km地点に到着すると、16kmの応援の時も見かけましたが距離を計測する自
転車4台が目の前を通過していきました。私は さっきと同じ応援道具を出し、こ
こでも横にいた知らないおじさんに協力してもらいました。トップ集団の中にもち
ろん高岡選手もいました。ここでは私の応援に気づいてくれたようです。  トップ
集団が通過後、おじさんにお礼を言って今度は平和台に戻ることにしましたが、
マラソンの交通規制に引っかかり大渋滞。バイクなので裏道に入り何とか余裕
を持って競技場に到着。到着すると選手の折り返しの合図の花火がパンパンと
なりました。今からが勝負だなと思いながらカメラの場所に向かいました。競技
場内では大型テレビにレース模様が映し出されていました。

38km付近で高岡さんが徐々に遅れ始めましたが、まだまだ射程距離内だから
大丈夫と思いながら大型テレビを見ていました。  競技場内にアベラ選手と清水
選手が飛び込んでくると競技場内は大歓声に包まれました。続いて高岡選手が
競技場に。無理な差だと分かっていてもまだ何とかなるかもという期待を捨てず
に応援を続けました。でもさすがにミラクルは起こりませんでした。  それにしても
アベラ選手の駆け引きは天下一品でしたね。清水選手は実力のある選手にも関
わらずあまり注目はされてませんでしたが、五輪、世界選手権のチャンピオンと
よく互角に戦ったと思います。高岡さんは初マラソンでよく健闘されたと思います。
気温が高かったのでアフリカの選手に有利だったのかな〜? 高岡さん中心の観
戦記になりましたが、選手のみなさんお疲れ様でした。        

大会結果はこちら(アサヒコム)